「ファンシー的」作風が主流であった2000年初頭、羊毛フェルト制作の世界においてまだこの世の中に「リアル羊毛フェルト作品」と見受けられる作品はどこにも存在しておりませんでした。
名古屋の小さな手芸店で偶然見かけたのをきっかけに2003年頃から独自にリアル羊毛フェルト制作の技法の研究と開発をすすめ教鞭をとっておりましたデザイン専門学校や 自営の教室で教材として教え始めました。同時に「みりい流」のリアル羊毛フェルトの基礎技術を確立し「元祖スーパーリアル羊毛フェルト作家」としての創作活動とともにインターネットで制作販売、発表してまいりました。初期の頃からの全国の羊毛フェルトファンの方々に支えられ 2008年に上京し東京の田園調布でリクエストにより「みりいリアル羊毛フェルト教室」を開校させていただいたのが 協会設立の第一歩でした。多くのファンの方々が全国各地から私どものお教室に集まり 会員様の強いご要望で2010年 リアル系では初めてmiriis japan羊毛フェルト協会が誕生 代表を務めさせていただいております。自ら開発した「みりい流」の技法を伝達する「きりのみりいリアル羊毛フェルト教室」は日本全国数十か所で展開、会員の方々は日本全国各地、海外からも多くのご参加をいただいており大変好評をいただいております。微力ではございますが動物から教えられます「生きる力」を一生のテーマとして限界まで創作活動に励み、少しでも多くの世の中の方々にに貢献させていただけましたら幸いです。 ~団体活動として~私はそれまで長年、広告・メディア中心でイラストレーター、オブジェ造形制作などを中心に 作家 講師として活動してまいりましたが、はじめて羊毛フェルトと出会ったとき、それまでに体験したことのない感動と衝撃を覚えました。それまでオブジェ制作で使用してきた素材はいろいろありましたが、全く新しい斬新な制作方法はとても画期的でした。この科学の発展した、デジタル化された最先端の世の中とは全く逆の作業・・・触感の温かさも魅力全て人間の手から「専用針」一本で単純なシンプルな作業で生まれる作品にただ驚くばかりでした。又 特に 2005年頃から始めたネットやオーダーメイドの販売、羊毛フェルト制作を介して
時には涙を流して感謝されるような、通常は体験できない感動の出来事の数々をお客様からいただきコミニュケーションと人々の交流が拡大することを体験させていただきました。
「リアルに動物を再現する」という技法が 「動物の生死」「人間の人生」と深く結びつき 世界中の人々に強く求められ共感を得るものだからだと認識しました。しかしながら リアルな作品を一生に制作できる数は限りがあり 限界がございます。しっかりした技術を持ったインストラクターの養成により協会で作家として認定した 技術を 会員の方々に継承していただき 世の中の求めてくださる方々にお役に立ち貢献していたけたらと強い思いがあります。そして この協会によって会員の皆様と制作して得た幸せを共有し まだ誰も経験していない「羊毛フェルト」の新しい可能性を会員の皆様と一緒に模索し、見出していけたら幸いです。同時に、羊毛からいただいた自然の恵みを使って動物の生命を表現する手法も多いことからエコロジー、動物愛護の精神も大切にしていけたらと考えております。ぜひとも皆さまにご協力をいただきたく また新しいご縁をたくさんお待ちしております。 一般社団法人miriis japan 羊毛フェルト協会代表 きりのみりい
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